翌日と言いながら遅れてしまったけど


鳥 人間コンテストの様子






ムービー
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感想:


まず、遠巻きにプラットフォームにあった機体の翼が目に入った瞬間、泣きそうになった。
あまりに美し過ぎる。
思ってたよりずっと解放的な大会で、参加サークルや回収した機体なんかを
2mぐらい間近で見ることが出来た。見惚れてたね。


生で見て、飛行するということがどれだけ難しいのかも伝わってきた
想像よりずっとずっとシビアな世界だ
距離で記録が決まるから、直線で飛んだ方がもちろん効率いいのだけど
TVでもぐにゃぐにゃ曲がってる軌跡は、生で目に見てわかるレベルのものだった。


本当に1秒先の風に翻弄され、随時挙動が変化する飛行機
それを制御するパイロットってのは、体力以外にもとてつもない資質が求められてるんだと実感
機体がある程度完成されていれば
あとはペダルを漕ぎ続ける体力さえあればいいんだろ?
―なんて考えは間違えもいいとこだった・・・。知的意味で言っても、パイロットは十分尊敬に値する。


さらに、その飛行機の作りの丁寧さ。
遠目で見てもわかる精度に、驚愕を覚えるばかりだった。
確かに、ものを作るとき、確かな知識と理論で設計を立てるのは必要なことだ。
しかしそれだけで物が出来るわけじゃない。
理論を現実化させる技術も、同時に同じぐらい大切になってくる。


技術的に可能なことと、実際に作る労力には直接的な関係はありません。


つくづく思うのは、日本の技術教育は両極端だということです。偏差値教育だけじゃ、一流のエンジニアはつくれません。“モノつくり教育”で製造テクニックを身につけても一流のエンジニアにはなれません。最も大切なのは、モノと理論をつなぐリアリティです。理論に長けて、熟練した腕を持つ人間こそ、一流のエンジニアではないでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/manpukuya/20070512
http://promotion.yahoo.co.jp/charger/200705/contents03/theme03.php

僕が今一番尊敬している、あのメーヴェを設計した「四戸哲」という人の言葉
その意味を、まさに実感させられる光景だった