秒速5センチメートル小説版

秒速5センチメートル one more side

秒速5センチメートル one more side

鬱になるとわかっていながら、読んでしまいました。忘れていた自分を思い出させられて、案の定鬱になった。遠野くんがロケットが好きなのは、自分がそうなろうと思ったからだった。ひつじのうたの千砂が好きなのは、僕がそうなれなかったからなんでした。

しかし加納新太さんの書く文章は好きだね。
「地域ごとに微妙に異なる人間関係の粘性」とか
「爪の先まで毒がまわっていくような感覚」とか


でもまぁ、最終的に遠野くん偉い。
僕はああはなれない。