殺愛(1)


殺×愛1―きるらぶONE (富士見ファンタジア文庫)

殺×愛1―きるらぶONE (富士見ファンタジア文庫)


この前書いた本の続刊。昨日読み終えた。
まぁいつも通りレビューを書こうと思ったのだけど、困ったことに書ける気がしない。
ライトノベルはほとんど読まないから比べることは無意味だし、そのくせ物語は漫画よりも密度が濃い。
一言じゃ、とてもじゃないけど言い表せないね。(僕には;)


だから、この際潔く諦めて、自分が持った勝手な印象だけを端的に書きなぐって終わる(ぉぃ


まず主人公が嫌い(ぇ
失ってしまった恋人と会うために、友達を、世界を、自分以外の全てを犠牲にしてもいいと覚悟しつつ
どこか捨てきれない情に翻弄され、優しさや哀れみを含んだ行動をしてしまう
けどまた、そんな自分を嫌悪し、理屈で縛り上げ、冷徹で居ようとする―その繰り返し
そんな中途半端な覚悟が、まるでどっかの誰かさんそっくりで....ね.....


自分の体を”敵”に捧げることで町を守ろうとしたり、ヒロイン庇ったりしたと思ったら
妹にディープキス繰り返して自分に恋させた挙句、その妹に自分を殺させようとしたり
―壊れてるのか正常なのか、よくわからん


そのせいか、先日言った通り、やっぱり雰囲気のギャップも凄まじいね(イイ意味でだけど)
「お前が好きだ!」―そう転校初日に宣言した笑える展開。しかし次の瞬間、視線だけは冷たく主人公を射殺す。
”相思相愛になれた時点で、すぐに殺してやる”―・・・そんな殺意に満ち満ちて。
心和む雰囲気だなと思ったら、一瞬先には背中がゾクッとするような痛い展開
―まぁ、これが、滅亡に瀕した世界の真実なんだろうけど。 気が置けないさ臨場感


ただ、読んでて素直に気持ちよかった部分があったのも確か
戦闘兵器として育てられた少女が、普通の生徒のクラスメイト達に受け入れら始める場面とか
またそのきっかけになった、不良部族の討伐
―やっぱり、憎むべき敵が確固として現れると、後味悪くならないから快い
他、普通に萌なシチュエーションもあったりなかったりだしw
とりまく勢力も新しく出てきて、展開は確実に広がってる


「先が気になる」
色々と書いたけど、この気持ちだけは紛れも無い。
発刊期間が約6ヶ月と、長い小説の世界だけど・・・・首を長くして待つとしよう。
それにしても、まだ知らぬ未来が待ち受けてると思うと―ゾクゾクするよね
ん、やっぱ耐えられねぇ〜〜〜〜〜wwww


ちなみに、あとがきは読んでない。僕が読みたいのは作品の中身であって
それを書くのが誰だろーと、たいして興味は沸かないから(爆)
作者の主題? 知ったことか
キャラの気持ちがわければそれで十分