傑作だ。久々に見た傑作だ。

ごめん見終わって、やっぱりこれは紛れも無く映画でした。
ストーリーよりも、魅力的なカットや独特な世界観に惹きつけられ
”絵画”と評したわけだけど･･･―でも、違った

絵としてさえ評価出来そうな多数の素晴らしい場面だけじゃなく
強烈なメッセージ性も併せ持ってるよ、この作品。
―とにかく泣いた。久々に、ありえんってぐらい、ぐちゃぐちゃに泣きまくった。

結局、「大切な人のために自分勝手になるか」
それとも、「周りのために大切な人を犠牲にするか」
その２択が、戦争をテーマにして描かれていたんだと思う。
ありきたりと言えば確かにそうかもしれないが、とにかくそれを描いた舞台が素晴らしい。
ついでに最近、戦争ではないにしろ同じような形で葛藤してたので、ドツボに入ったってのもあるかな。

また、先に書いた通りの、”表現の素晴らしさ”
かつてこれほどまでに、現実から飛躍した世界観を持った作品があっただろうか？
それも極めて、想念的なまでに。

監督さん
あるドキュメンタリー番組でたまたま取り上げられてたんだけど、うただひかるの結婚相手なんだっけ？
ともあれ、その人についてはもう。尊敬の、いや崇拝の言葉しか無い。
本当に。本当〜〜〜〜に。良かった、最高だった。
世間じゃあまり評価はされてなかった（？）みたいだけど、僕にとっては最高の映画だ。