アニメ合宿第三回
再び戻ってきた狂喜の宴、第三回
今回は「キノの旅」シリーズ全話
・・・か、完璧だ・・・・
なにこの雰囲気この態度w
劇中、誰一人として一切しゃべらないw
僕、卯さん、ともの3人。
作品が始まり次第、水を打ったように静まり返る部屋
そして一切の会話が遮断され、作品に没頭する其々
休憩除いて、ほとんどその状態のまま
6時間、濃い時間を過ごしました。
キノの旅は、僕も初めて見たんだけど
非常に面白かった
世界の歪さを、純粋でありながら、どこまでもシニカルに、どこまでも皮肉に
描いた作品なんだと思った
例えばそう、1話の人の心を感じることが出来る国
理想であるはずのそれが招いた結果は、お互いの負の気持ちもわかってしまうがゆえの破綻だったとか
あとは、戦争で自国の犠牲を出すのを避けたいがために
罪の無い村人を虐殺するゲームを戦争と名づけて、その成績遺憾で勝敗を決めるとか。
実際に戦争をするよか犠牲は抑制されるって”合理的”な論拠の元、描かれてる。
極めつけは、犠牲になった村人さえ、鬱憤晴らしに主人公を襲うところか。
人間の醜さを、ここまで無邪気に描いた作品も無いだろう。
それが、いつかR.O.Dを観てから破滅主義、もしくはディストピアに憧れる、今の僕の思想と
ちょうど合致してしまって、見ててこの上なく共感できた。感情ではなく、理屈で共感できてしまった。
「世界は、美しくなんか無い」
そんなキャッチコピーだったっけな? なるほど心の底からわかる気がする。