数学ガール



興味のあった小説が漫画化されて発売されたので、早速買って読んでみた。
感想は、漫画としてはかなり異色。主人公とヒロイン2人が、放課後の図書館で淡々と数学に取り組む内容。
小説がそんなんて聞いてたから、漫画化されて柔らかくなってるのかなと思ったら
全然硬いままだったwwwww


これが好きになれる人は、かなり限られて来ると思う。
かくいう僕にも、ちょっとハードルが高過ぎた。
たぶん3,4年前の自分ならすげー共感して絶賛できたと思うんだけど・・・汚れたもんさね、僕も。
自分と世間のエントロピーが増大してきたって言えばいいのかね。


だがしかし
これは漫画で読むから硬く感じるんだ。小説で読めばちょうどいいはずだ。
ついでに、1巻の題材には興味なかったけど2巻の題材は「フェルマーの最終定理
前にも紹介したけど、この動画見てかなり興味持ってる問題だったので

それがわかりやすく解説されてるんなら、読む価値アリ!と見てAmazonでクリックした。


そしたら、届いてびっくり

この厚さ



さらに開いてびっくり

横書きで数式と図形のオンパレード



これはwwwww 小説じゃあwwwww
ねぇwwwwwwwwww


「参考書だwwwwwww」


漫画、小説と想像の斜め上をぶっちぎられた内容に
ちょっとカルチャーショック気味の僕だけど
でも、買った以上少しずつでもちゃんと読んでみようと思う。


数学は何が素晴らしいかって?
数学で証明されたことは、未来永劫正しいと保証されるわけです。
立場や価値観、政治的理由なんて、そんな取るに足らない見苦しい言い訳を一切寄せ付けない”厳密”さを
数学は持ってる。
だからこそ、過去に出された問題と対峙するときは
100年でも200年でも時間を越えて、昔の数学者と対峙するのと等しいんだね。


それはまるで、世間とは完全に乖離した、彼らだけの文化
何世紀も前から、揺らぐことなく唯上に積み重ねられてきた、彼らだけの世界。
ロマンを感じない方が、野暮ってもんだよ。