9月14日FF7ACの感想


多大な興奮と感動ゆえ、文章がハンパじゃなく長文になった;
ってことでここに退避。コレ読むだけの暇がある人はどうぞ・・・。


まず始まって早々・・・泣きそうになった。
別に悲しい場面でもなんでも無いのだけど、これは僕の特性。ただ単に、壮大な映像や音楽を聴くと、それだけで胸がいっぱいになって涙が出る。次いで現実感の喪失。自分が今何処に居るかも忘れ、スクリーンに映し出される映像と音楽の虜になる。そして画面の中の世界へ意識の透過。もうこの時点で僕にとってスクリーンに映し出される世界が現実。CGと言うなのキャラは、僕にとって確かな命を持つ生命体となり、描き出された世界は現実以上の存在感を持つ。
大抵の作品において描き出される世界を、現実と同等、もしくはそれ以上に認識出来るだけの感応力
その中の1人を愛してしまった悲劇と引き換えに、僕が持ち得た”力”だ <もしくは病気>


しかしこの作品については、そうなるまでの時間が極端に短かった気がする
強烈に引き込まれた。その世界観に。
限りなく薄れゆく自我の中、記憶も思い出も喪失した意識で
残った”高揚感”という名の感情だけが、際限なく高まっていった



感性の針は、終始振り切れっぱなしである。ホントとんでもない作品だ。
そして さ・す・が 劇場―映画館。音響、それから大画面。この大作を見るにうってつけの環境だったと思う
以下、回想からの2次的な感想・・・


音響:当たり前ながらホームシアター程度の比にならん。そもそも僕が知ってるのはエントリークラスの製品なわけで、比較するに足らんことは承知の上なんだけど、それでもスピーカーにして明確な定位感と明瞭な解像度は、想像以上の次元の違いを感じた。爆発音などに代表される低音にしてもそう。場面を影から湧き立てるナチュラルな低音から、体に一直線に響くダイナミックな重低音まで、それはもう繊細に伝わってくる。めちゃくちゃ羨ましかった。


映像:投影ゆえぼやけを感じる所があったけど(僕の目が悪いだけかも;)それでも劇場の大画面で繰り広げられる圧倒的な場面の数々。ヴェネチア映画祭に2年連続で選出されるなどお墨付きなんだけど、想像を遥かに越えた映像だった。もはや常軌を逸してるとしか言い様が無いクオリティ。化け物なんてレベルじゃない。縦横無尽に動くキャラ、そしてアングル。僕も少なからず、アニメーションの映像作品については人より多くみてきた自負もある。しかしどの作品と比べても、迫力、早さについて桁が違う。いや、桁どころの話じゃない、コンマの数が違うだろう。
良く「瞬きする間もない」って表現が使われるけど、それが如何にシンプルなものであるのか、思い知らされた。単純に、”目を閉じる暇が無い”それだけなんだね。それが結果として瞬きをさせないだけで。当たり前の話だけど、初めて身を持って実感させられた。怒涛の如く展開されるバトルシーン、そのどれもが斬新的で、ありえないほどの速さ。しかもまたその数、とんでもない。ごく一般の作品の、10倍はあるかと言えるほどのバトルシーンの多さ。そのどれもが、上記のようなクオリティを持ち合わせた上で繰り広げられる。ああ、その凄まじさにシビれさせられる余り、失神するかとさえ思った。


他もう一つ、特筆すべきことと言えば「セリフの掛け合い」
”スタイリッシュ”をそのまま具現したかのような、”タイミング”での言葉の掛け合い
思い出すだけでも鳥肌が立つ。白布を被った謎の男とクラウドの会話など。


そして・・・
見終わったときには、地に足がつかなかった
視界は色褪せ、空虚な現実感がしばらく全身を支配し続けた
それほどの、衝撃だった
放心状態はしばらく続き、その間㌧㌧ともほとんどしゃべらないままフラフラと駅へ歩き続けた
今思えば誰の誕生日で言ったのかわからんw いや、完璧に自分のためだったな・・・あの状態は;


その状態は帰ってからも治まらず
大量の鎮静薬を服用→次の日ゲロ道へのヘルコンボが待っていたわけだけど。。。