続・バトルロワイヤル感想


昨日は途中で文章書く気が失せて、とんでもない論理の飛躍で終わっちゃったから
そこに到るまでの途中経過を補完しとく。


まず、本編自体が最悪の悲劇だったってことは、言うまでもなく明らか。
15歳そこそこの子供が・・・・いや、子供に限定しなくたって人間が、強制的に殺し合いを余儀なくされる。
共に過ごした仲間同士がってのも、これまた最低な条件の一つだね。


けど、これはあくまで漫画なんだ。
HRVSTが言う通り、パラレルワールドとしては余りにかけ離れすぎて、ファンタジーでしかない。事実上ね。
その悲劇をどれだけ嘆いても、所詮は空想向かって一人勝手に想いを馳せてるだけでしかないわけだ
(その行為も別に構わないと思うけど)


ただ、僕個人としては全く別の印象を持った。
確かに、場所が日本であるとか、同じクラスメイトが、って設定はありえないだろうけど
「同じぐらいの状況」とか「同じぐらいの悲劇」ってのは、現実で起こってると感じた。
例えば、それは9.11テロだったり、もっといい例がロシアで2年前ぐらいに起こった学校占拠事件とか
・・・とにかく、バトルロワイヤルは場所や形を変えて、この世界の現実でも起きてるんだと。


―ここで、ちょっと話が変わるけど
バトルロワイヤルでのもう一つの特徴として、「罪の無い者同士が強制的に殺し合いをさせられる」
ってのがあると思う
どちらが悪いわけでも無いのに、回避できない悲劇。惨劇。
・・・で、そういうのを見ると、僕って「世界が消えちゃえばいいのに」と感じるんだ。


だって、そうでしょ?
誰も悲しまなくていい方法があるとしたら
・誰もが皆と仲良くする
・悲しむ人も含めて、居なくなる=全て消える
の2通りしか考えられない。
前提条件として前者が消えてる以上、残るのは後者のみさ。


現実に起きてる事件だってそうだと思う。
民族紛争は元より、テロさえ罪を問えるのは”こっち側の法律”でのみ。
思想教育で、僕らで言えば罪なことが正当なこととして教え込まれちゃってるんだから仕方が無いじゃん。
―でも、かと言って、その行為に巻き込まれ・・・悲しむ人もまた確実に居る。


本質的に、どちらが悪いわけでもないのに、悲劇のみが繰り返される必然


だ か ら


「もしも願いが叶うなら
 全部消えちゃえばいいのに」、と