ネタが無いのでちょっと前のアホな話を赤裸々に暴露


―少年は目の前にそそり立つ、長い長い滑り台を見て
沸きあがる興奮を隠せなかった・・・






それは親戚から車が届いて間もない頃
早く運転してみたい気持ちと、新たな遊び場としての広場の探索に
早朝から魚々ランドの方へ出かけて行ったことがあった


日も空けて間もない時間
あちこちうろうろ散策して見つけたのは
芝生の広場と、長い滑り台のある公園だった


何より目に付いたのはそこにあった滑り台
長さは15メートルほどだろうか、久々に見る大物のそれは、僕の前に堂々とそそり立っていた!


滑り台を見て興奮しない男の子は居ない
そして僕は男の子だ!
人が居ないのを確認して、目を輝かせて近づいてみると
さらになんとローラー仕様の滑り台でおまはいかっ♪
これはもうノックアウトである
―気づけば、僕は階段をかけあがり、すべり口に立っていた


そして幼少の頃編み出した、しゃがんで滑る独自の方法で、長くうねる滑り台を一気に滑り降りる僕!!!
頭おかしいと思う人は、自分もその滑り台を目の当たりにしてみるといい
湧き上がる好奇心を抑えられなくなること間違いなしだからっ (ただし基本は男の子限定ね)


が、滑り降りて初めて事態の急変に気づく
時は朝、しかも曇り。気温も日も上がりきらぬ中、寒い空気にさらされた滑り台には


大 量 の 水 滴 が つ い て い た ら し い


滑る前に気づけたはずなんだけど、あまりの興奮で目に入らなかったんだろう
気づいたのは滑り終わり、自分のお尻がビチャビチャになってからだった・・・・
若干の後悔を覚えたけど、まぁ濡れてるとわかってても僕は滑り降りただろうと結論に行き着き
人が来ないうち早々にその場を後にした