酒飲みながらイリヤの空最終回を観た


今、僕は酔っている。その前提の下、聞いて欲しい。
作品を観る上で一番あってはならないもの、それは僕は自我だと考える。
自分が自分として存在する感覚。それは、鑑賞者が取るべき、作品に対する神に似た立場に
一番矛盾することと思うからだ。


それを消失させるには、酔う、或いはキメるのが一番有効的ではないかとの結論を得た。
自分が自分であることを忘れ、たとえ一度観たことある作品であっても初めてのように観られる。
パクり云々や他の作品と比べてどうのなんて、そんなくだらないことには頭が行かなくなり
今、目の前に展開されるストーリーだけが”現実”なのだと錯覚できるようになる。
そして錯覚とは、それを体験する本人にとっては紛れも無い現実である
これはなんと、素晴らしいことだろうか
これほど純粋に、作品に向き合える行為があるだろうか
―無い
これこそが至高の鑑賞なのだ。


ちなみにくれぐれも言っとくと
僕はキメたわけではない、ただ単に酔ってるだけだ。勘違いしないようによろしくぅ。
今日のつまみはイカの刺身。久々に食うそれはとてもオイシイ。