ハツカネズミの時間(3)


[rakuten:book:12056034:detail]
2巻から時間が経ってたので、最初はちょっとストーリーがつかめなかったけど
読み進めてくうち、あーあーあーという感じで思い出した。


物語はここにきて大きくうねってる
1、2巻は今思えば序章的な感じで、正直あまり面白くないかもと感じたけど
3巻から激的に展開が変わって、とても面白い
この緊張感や、泥のような登場人物の感情の描写は、冬目景ならでは。
イエスタデイをうたってよりも、むしろ羊のうたに似通うところがある。
ま、イエスタデイはイエスタデイで大好きなんだけど。


あとは、いちいち魅力的なカットが多数あるからいい。
デッサンの評価は、美大出身てこと考えるとあまりにも・・・なんて話は聞いたことあるけど
物や人物を魅力的に描くのは、とても巧いんじゃないかな。少なくとも僕は、そう感じる。

有り体に言えば、この人の描く絵はとても好き。