初滑りのインプレッション


とにもかくにも疲れたことは前述した。
しかしそれだけに終わらず、なんと今年は7年ぶりぐらいに違う板で滑った。
上級モデルレンタルで借りた、「SalomonのDemo9」という板。

実は去年のシーズン、僕が非常に欲しかった板で
値段でいうと定価8万以上するモノだ。


乗ってすぐに実感する。板の性能の次元が違う。
これはコブでなく整地をメインにすべることを目的にした、バリッバリのカービング板なんだけど
さすが競技用モデルなだけあって、ターンのキレが全然違う。


僕が使ってるかなり前のカービング初期の板と比べて
まずターンインから雪面をしっかり捉えて横滑りしない感じ。
ターン中も脚をしっかり曲げて荷重をかけてやれば、全然横滑りすることなく板が走ってく。ターンも自在。
今の自分の板であれば一定の荷重を超えると雪面とのトラクションがブレイクして横滑り始めるんだけど
そういうことが全然起きなかった。(↑これは単純に巧さの問題もあるんだろうけどね)
当然安定性も非常に高い。ま、横滑りして力が外へ逃げない分、脚に負担はかかるんだけど^^;
そんな自分のひ弱な体力による欠点を含めても
まさに魔法の板と言った感じ。


ただ、これも自分の力量が不足してるの承知の上で、コブにはあまり向かない板だなと思った。
2枚の板を鋭い刃物にして、雪面に自分のターンの跡を出来る限り深く刻みつけるカービングターンと違って
モーグルは、板を適度に横滑りさせつつ、コブから受ける力を巧く吸収して滑らなきゃならない
その横滑りが基本的に起きないように設計されてる板だから
僕みたいな下手なのがコレでコブを攻略できるはずもなかった。(ていうかコレでなくても基本的に出来んけど)


しかし、それを含めて十分に魅力を感じる板だった・・・。
ツインチップのトリックに対応した板も考えてたけど
これは基礎スキーの技術を追求したカービングの板がやっぱり欲しいかも・・・。
Kakaku.comで、Demo9の後継モデルが型落ちで¥56000
か、、、か、、、、買っちゃう、、、、か?