小林・益川理論ノーベル物理学賞を受賞


感動した。
別にその事実自体にではない、それを受けた2人の態度
特に益川氏の対応に、だwwww


こんな人、この世に本当に居るのな
だからこそ、研究者とか科学者ってのは尊敬できるんだけれども。
レポーターや記者に「ノーベル賞を受けてどんな心境でした?」と口々に問われて
益川氏「嬉しくもなんともないっ」(笑)
同氏「物理屋としては、自分の提唱した理論が2002年に実験で証明されたこそことが
唯一にして一番の喜びであり、それを今更ノーベル物理学賞を受けたからって
それは世俗的なことであって、科学者としては嬉しくもなんともない」と。


・・・どういうことだか、わかるかね
この人の価値観において、もはや金だの名声だのは塵に等しい。科学が全てなんだね。
全く以って、美し過ぎて美し過ぎる。


そのあとの生中継でも、コメンテーターが
「実は嬉しかったんじゃないですか?」とか
「発表してから賞を受賞するまでに30年もかかりましたが、いかがでしたか?」なんて訊いて
必死に嬉しいコメントを喋らせようとするんだけれども
「全然^^ 物理屋としての喜びは自分の理論が正しかったと証明されたことに尽きる」
「私は受賞がしたくて発表したわけじゃないんで。はるか昔のことだから、気持ちは別の研究に行ってました」
なんて。一切応じないのワロタwww


ん〜、自分が知ってるキャラで例えるなら
久渚友とか?いや彼女も最後には普通に戻ったか。
プラネテスロックスミス博士とかそうかも。この人は倫理も吹っ飛んでるけどw
ま、ともあれいずれも僕が大好きな方々なわけで。
それを現実で感じられたことについては非常に感動した。まぁ表層の可能性もあるけどさ。


ところで、その後に続いた関係者の言葉で
「これで基礎物理の分野が(世間や学生に)見直されるきっかけいなってくれればいいですね」
ってのはまことその通りだと思った。高校時代、物理の先生と話したときに聞いたけど
今大学は法人化され、資金調達もどんどん格大学に任される方向に進んでいるようで
けど産学一体として企業とかから研究費を出してもらえる応用物理はともかく
短いスパンで利益にならない基礎物理は資金調達が困難になっちゃうらしい
そりゃねーだろって思ったけど、こういうニュースを聞くと改めて思わされるね