Remember The Milkを使ってみた感想


以前PC環境ころもがえで書いたRTMを導入して1ヶ月ちょい
想定通り使えてるところ、使えてないところがわかってきたので軽くレビュー
最初に断っておくのは、この手のToDo管理ツールを使うのは初めてということ。なので比較感想は言えない。


まず一番の目的だったGTD
これはやるべきこと、やりたいことを全て列挙して頭の中を空っぽにして
優先順位の高いものから処理していくことで生産効率をあげる仕事術…だと思うんだけど
ハッキリ言って実現できてない。


最初にやりたいことやることをすべて挙げるのはまぁいいんだけど
それらを定期的に見直す週次レビューが出来ない。
やはりおざなりになっちゃうので、それ自体を定期的なタスクとして登録するか・・・
いや、そもそも今の僕にそこまでのタスクが発生してないって根本的な問題の可能性もある。


唯一それなりに使えてるのは「すぐやる」リストのみをGoogleデスクトップガジェットで表示させることで
暇を持て余したときちょくちょく処理できてるぐらい。

まぁ近々やらなきゃなと思いながらも放置してたタスクがこれで完了できたものもあるので
そこそこ有用ではあるのかと


しかし、それよりもずっと便利だったのが、RTMを利用した企画進行管理。
実現に至るまでの工程をすべて書き記すことで、あと何をすればいいのか一目瞭然でわかるようになる。
施設予約、開催告知、参加確認などから、紙コップ10、洗剤、など細かい購入物まで。

最初にタスクをリストに落とし込むのが多少面倒だけど、買うもの、探すものなんかは一度登録してしまえば
いちいちメモに書く手間なしに出先でも閲覧・管理できるようになるのでメリットは大きい。


そしてさらに便利なのが、タスクにタグを付けられて、そのタグごとのスマートリストを作成できること。
例えばミニ四駆大会でビニールテープ、BBQで着火剤が必要だったとして
両方に”買い物”タグを付与しておけば、別企画で必要なものでも一括で表示できる。
複数の企画を同時進行してるとき凄く楽。会計は別にしないといけないけどねw

ただし、その機能を使うには基本的にRTMに対応したスマートフォン
年間25$のプロアカウントに登録することが必須なので
そこまでして導入する価値があるかどうかは、かなり人によるだろうと言ったところ。
僕の場合だとiphoneには元々興味があったしスマートリスト以外はMilponてiphoneアプリが対応してるので
そのアプリがいずれスマートリストも対応してくれるんじゃないかと希望を抱きつつ
それまでの繋ぎで使ってる感じ。
まぁ年間10$程度だったら全然払っても惜しくない機能なんだけど。


最後にこれまた予想外に便利に思ったのが、完了したタスクも全て残ってるので
次回同じ企画をやることになった際、それらを全て未完了に設定してふりだしに戻すことで
なにをすべきだったか思い出して、それをまたイチイチ入力する手間が両方一気に省けてしまうところ。
入力の手間はもちろん、期間が半年も空くと企画をどういう手順で進めてったかも忘れちゃうので
それを省いていきなり作業に取り掛かれるのは凄く楽。
当然、反省会等で挙がった改善点は、付け足すようするとして。


ただしこれは実現に至るまでの仕事のルーティーンワーク化が強力に推し進められて負担が軽くなるのと同時に
結構長い目で見ると発想が硬直化して新しいアイディアが生まれてこなくなる可能性があるので
出来るなら一定期間おきにトップが代わって、抜本的な失敗・成功をフィードバックするのが理想なんじゃないかとも思う
まぁなかなか難しいことなのでいずれ機会があればってところだけど。(てか僕の弱点)


ちょっと話が脱線してしまったけど、総じて言えるのは
決まり切った日常を過ごすのではなく、何か新しいことをするときにとても有用だということ。
まぁ朝起きて顔洗って歯を磨く、なんてタスクはいちいち登録するまでもないから当たり前だよね。


また、僕は使ってないから紹介してないけど、タスクの共有化やより高度なソート機能なんかもあるので
より意識の高い集団や、もっと忙しい人にとってはさらに有益なものになるのではないかと。
ともあれ、そこまででなくても身近な日常では、カーマなんかのホームセンターに行くと
何か買うものなかったっけなと買い物リストを見るようになったってだけで、意外と便利に使えてるのかもしれない。