経営の未来
- 作者: ゲイリーハメル
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2008/02/16
- メディア: ハードカバー
- 購入: 87人 クリック: 1,532回
- この商品を含むブログ (38件) を見る
ずいぶん前にはーべが読んでるので知って興味が沸いたから買ってみたんだけど、今日ようやく読み終えた。
半分ぐらいまでは主に理論で目鱗なこといっぱい書かれてたからすらすら読めたんだけど、後半のケーススタディで失速した。でも総括としては興味深いし面白かった。
なにが書かれてるのかっていうと、組織運営(経営メイン)の新しい形の話。
うえから上司が目標や行動を下におろして回るんじゃなく
全ての社員が自分のやりたいことを自由に選んで仕事にする
自分達と一緒に仕事をする人を自分たちで選ぶ
自分たちの給料さえも自分たちで決める
―みたいな新しい経営形態があるよ。そしてそれは素晴らしいよって話。
いやいや夢の間違いだろ。そんなんでホントに仕事になるんかいって思うけど
実際なっちゃってる上に業績もトップレベルってんだから驚くしかない。
まぁでも著者に言わせれば、オープンソースの例を一つとってみてもインターネットの世界じゃ当たり前に現象だから、それを取り入れない組織運営者が時代遅れなんだと。
まぁでもファシリテーション入門を読んだときにも少し感じたけど
強力な指導者が周りを引っ張ってく時代から、個々人に裁量を与えて好きにやってもらう方向に変わりつつあるのかなぁという印象。ま、あくまでそれは理想論で実情はそんな甘くは無いんだろうけど。
とりあえず、頭のいい人達はすげーなーってのと
そんな会社で働けたら夢のようでしょうねってのと
なんとかして自分たちも、そんな組織に少しでも近付けたらな―って感想。