殺愛(0)


殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO― (富士見ファンタジア文庫)

殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO― (富士見ファンタジア文庫)

ここで、僕にしては珍しいライトノベルのレビュー


きっかけはレビログさんの高評価。管理人さんは月に何十冊もライトノベル読み漁ってる人みたい。
近くでそんな量読んでる奴と言えばイオスぐらいしか思いつかないし、僕自身疎い世界なので
買うときは大いに参考にさせてもらってる。


さて本題・・・なわけだけど、ぶっちゃけリンク先にほとんど載ってるわけでw
「自分が死ねば世界は救われる」「ただし自分を殺すことが出来るのは相思相愛の相手だけ」
概略すればそんな大きな2つルールのもと、物語は展開されていく。


シリアス系かなと思って読んだのだけど、意外にも語り口のせいか雰囲気は明るかった。
けど実際起こってることは友達の死だったりシリアスなわけで、逆にそのアンバランスさが趣向かも。
ギャグ?ていうか言葉遊びも結構多いしね。
「最低な奴だな、猿みたいな人間だ」「いや、さすがにそれは失礼だよ」「どっちに?」「もちろん猿に」―みたいな。


ただ、もちろん凄惨なエピソードもあるわけで。一つはとんでもなくガツンときたね。
嘲笑うかのような文書構成がまた皮肉だった・・・。


最近2巻が出たのを知って、今はそれ読んでる。
前回の最後に”世界を救済するために主人公を殺す”と言って唐突に現れた少女が大きく絡むよう。
1巻のラストで
一度は主人公を串刺しにしたんだけど、死なない彼に「相思相愛じゃないと殺せない」事を説明され
転校早々、自己紹介で言った言葉が「椎堂密!お前が好きだ!」
ギャグはあまり好まないけど、この展開には笑ったねw