戦う司書と追想の魔女


戦う司書と追想の魔女 (スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と追想の魔女 (スーパーダッシュ文庫)


ついにキタ続編
今年ハマり、最新刊に追いついてからが辛かった作品。。。
そんな日々が、報われる瞬間だ。


冒頭いきなり、たまらん文体が踊る。
詩に近い独白で始まる文章のリズムは、一気に読者を恍惚の渦へと引きこむ。
そして真骨頂、広げられる謎だらけの風呂敷
終盤に近づくにつれ、怒涛の如く結びつく伏線
素晴らしいの一言です


―が;
今回は正直、時系列の前後が激しすぎたようにも思えた;
難解ってほどでもなかったけど、ついていけない箇所もちらほら


そして・・・なんだろ〜な〜・・・
2chでは軒並み高評価が多いけど、僕は他の刊に比べるとイマイチって印象
いやあくまで相対的にであって、絶対的には面白いことに間違いは無いんだけどね?


なんでだろう・・・レナスに愛着があったからかな。
新キャラながらヴォルケンが大変気に入ったからかな。
ていうか館長(味方のトップ)負けろってんの
以前からそんな感じではあったけど、今回の刊で見事に悪・役・確・定
形式上、主人公なのに悪・役・確・定


それはともかく、僕の中では3巻が至高
モッカニア、レナス、ウィンケニー
この3人がとてつもなく好き。ちなみに全員、敵だけど。
1巻も同じぐらい好きだけど、比べるものじゃないタイプの良さをそれぞれ持ってる。
2巻読んでる某者が居たら、終えて早く3巻を読むんだ。


なんかいよいよ根幹に関わる世界観が表れてきた感じ
完結にはまだまだ惜しい作品だけど、その匂いがだんだんと漂い始めた・・・