マホロミ
マホロミ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 作者: 冬目景
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/01/30
- メディア: コミック
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冬目景の作品
内容についてはまだ序盤だし今後の展開次第でいくらでも評価は変わりそうなんだけど、とにもかくにもこの人の作品が持つ雰囲気は時間が止まったように懐かしい。それだけで価値がある。
ナナマルサンバツ
- 作者: 杉基イクラ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/03/02
- メディア: コミック
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サマーウォーズの漫画版を書いてた作者で、絵が割と好きだから買って読み始めたんだけど、内容も思いのほか面白くて好きな作品。
テーマはクイズを取り扱ったものなんだけど、淡々と「問い→答え」をリアクション命で描くようなつまらない展開ではなく、”競技としてのクイズ”をとてもわかりやすく描いてくれてる。漫画で例えるなら、テニプリじゃなくてベイビーステップを読んでる感じに近い。
今までクイズなんて、役に立たない知識をひけらかしてドヤ顔してるキモい遊び、ぐらいにしか思ってなかったけど(言い過ぎかw)駆け引きや仕組みがわかってくると、なるほど面白さもあるのかなと思わせてくれる。
読むと高校生クイズがより楽しく見れるんじゃないかな。
ドッペルゲンガーの恋人
- 作者: 唐辺葉介,シライシユウコ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/08/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ちょうど1年前のこのぐらいの時期に、同じ作者のPSYCHEって作品を読んだけど、読相変わらず暗くねっとり絡みつくような読後感。
「クローン・アイデンティティ・倫理」がキーワードとくれば王道な展開なんだろうけど、その手の物語を初めて読む僕には飽きを感じさせるものではなかった。「死んだ恋人の記憶をクローンに入れて一緒に暮らそう」というのが物語の始まり。
感情的ではなく即物的な人間の主人公は、その行為が幸福を生み出しこそすれ不幸な生み出さなければ、特に問題は無いと考えていて。それについては割と共感できる側の人間なのですんなり入り込めたのだけど。
一方で、中盤以降において「私には物忘れが、単なる物忘れなのか、オリジナル記憶からのコピーの失敗なのか根拠が持てない」とアイデンティティを崩壊させていったのは、なるほどなと痛感した。
また、そんな中で主人公が保存された恋人のデータを再び見つけたとき、「全てをやり直して元の恋人が再現されるまで何度でもクローンを生み出せる」って思考が過った段階で、その方法は選択するべきじゃないというのがまざまざと示された。クローンで生み出された側の尊厳や権利は、他の人間と変わらないけど、生み出す側の品位を落とす。
ただ面白いのはここからで(以後ネタバレ)
続きを読むゲーミングマウスG700購入
OSを7にした際に、既存のマウスのソフトウェアが未対応になったのでこれを機に購入。そしてあまりの機能性に感動したのでレビューを書く。
とは言えその中身は至ってシンプル。
一言「ボタンが多い」これに尽きる。
しかし普段の作業やブラウジングにおいてマウスのボタン数というのは快適度を圧倒的に左右するもので。通常のマウスってのは5ボタンがいいとこで、右、左、ホイールクリック以外に割り当てられるボタンは2つだったんだけど、このマウスは親指4つ人差し指3つと合計7つもある。7つ余分なボタンを自由に割り当てられる。
これはねーホント素晴らしいことだよ。
LOGICOOL ワイヤレスレーザーマウス 充電式 高性能レーザーセンサー G700
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2010/09/03
- メディア: Personal Computers
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既存のマウスは、余った2つのボタンに「閉じる」「貼り付け」を割り当ててあって、それだけでも超便利だったのに、それが7つともなれば3.5倍便利になる。ブラウザのタブを閉じる「Ctrl+W」や「ドキュメントフリップ」や「コピー」や「切り取り」なんて二の次にしてたものまで割り当てられるということ。
−とこういう熱の入った説明をすると「別に右クリックから出来るじゃん」とか「マウスじゃなくてキーボードのショートカットでいいじゃん」なんて反応がくるのだけど、同じことが出来ればいいならライター使わずキリで火おこせるし、車使わず走って移動できるわけで手段じゃなく利便性の話をしてるのは理解して欲しい。
もちろん、そんなの踏まえた上で「金出してまで得るものじゃない」という価値観を持つ人が居るのもまたそうなんだけど。−けど、パソコンの前に座る機械が多い人には、ぜひとも試しに使って欲しい機能。はっきり言って、快適性は格段に向上すること請け合いなので。
んで、さらにそのうえ凄い機能が「貼り付け」とか「Alt+F4」とか単発の操作を割り当てるんじゃなく、それらを「一連の動作」として登録できる機能があるっぽい点。こっちは日常の操作で使う場面は思いつかないけど、そうじゃなくフォトショで解像度を変えたり、プレミアでモーションエフェクトつけたりするとき、1ボタンでその画面を呼び出せるようになるのかも!?とワクテカしてる。さらにそれらの設定を包括的に3セット保持できるとかもう失禁寸前。
もっと早く替えればよかった。
こころの底からそう思う製品でした。
ドラえもん のびたと新鉄人兵団
映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団?はばたけ 天使たち?DVD通常版
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2011/12/07
- メディア: DVD
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今でも見返せば、大袈裟じゃなく号泣するこの作品。それが題材だけあって大筋に不満は無かった。リルルが劇中で「いいわ、撃って」と嬉しそうに言った意味、「私をどこかに閉じ込めて!」と悲痛な叫びをあげた意味、それらに考えを巡らせるとやりきれなくなる。共同体と友達と、そして何より理想。この3つの中で揺れ動く彼女(ロボット)の逡巡を描いた作品だと僕は思ってる。あとリルルの声が芸能人の割にすげー良い!・・・と思ったらプロだったのか。慣例からすると意外だけど道理で。
―それでも、やはり原作に比べると見劣りするのは単なる懐古厨だからってことはないはず。鏡面世界でロボットと遭遇する緊張感が足りなかったし、なにより中盤からラストが駆け足過ぎた印象。その分序盤が面白くてテンポ良い展開だったけど、力入れるべきはそこじゃねー!特にしずかとリルルの別れはもっとちゃんと時間使って欲しかったな。